女の子の初節句には、お祝いをいただいた人を招いて祝宴を催します。博多では1ヶ月遅れの4月3日にするのが多いようです。元来ひな祭りの3月3日というのは旧暦のものですし、いまの太陽暦の3月では桃の花もまだ咲いていないので1ヶ月遅れになったのではないでしょうか。
このころには桜もほぼ満開に近く、気も心もうきうきといかにも女の子の節句らしく華やいだものになることも一つの理由かもしれません。祝宴といっても簡素なもので、ひな壇の横にはお祝いにいただいた品を飾ります。翌年からはひな飾りはしますが、子どものお友達を読んでバラ寿司などを出す程度です。白酒は陰でこっそりいただきます。