「おきゅうと」は、一昔前までは、朝食にはつきものでした。
エゴノリ「沖のうど」を天日干して煮こして固めたものです。 大判型のおきゅうとは、まな板の上でくるりと巻かれてトントンと細く切られて食卓に並べられたものです。 ねむけの覚めやらない、食欲のない食卓でもツルンとのど通っていったものです。
好みで、かつおぶしとしょうゆ、それにゴマや酢を加えて食べます。
貝原益軒の「筑前国産物帳」に紹介されていることから、 ずい分昔のご先祖さまから食べていたことになります。
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