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【山笠まめ知識】赤てのごい  一人前の証

豆知識

山笠関係者の会話の中で、よく「赤てのごい」という言葉を耳にします。博多では手拭いのことを方言で「てのごい」といいます。つまり「赤いてのごい」は赤に染めた手拭いのことです。
博多祇園山笠の特徴に「年齢階梯制(ねんれいかいていせい)」があります。
流によって多少異なりますが、子ども、若者、中年、年寄りと分けられ、それぞれが役目を分担しています。
その中で、中心になって山笠を動かしているのが「赤てのごい」と呼ばれる若者なのです。つまり実働部隊というわけです。
成長して赤てのごいを渡されたときはだれでも感激するそうです。
一人前の山笠の男になったという証でもあるとともに大人の人間として周囲が認めたことになるからです。
昔は、赤てのごいになると信用もでき「うちの婿に」と声がかかったそうです。
そして、赤てのごいの彼らが次に目標にするのが各町に1人しかいない「取締」だそうです。
次に博多祇園山笠を見学されるときには、赤い手拭いの舁き手を探してみてください。

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