謝国明[しゃこくめい] 日宋貿易が盛んであった頃、博多は多くの外国人商人の往来する国際都市でした。
その中で、博多の地に住居を構える者も現れ、「博多綱首」と呼ばれるようになりました。
彼らは当時の寺社との結びつきが強かったと言われており、その代表格が謝国明です。彼は、聖一国師の熱心な支持者で私財をなげうって、承天寺の創建に尽力しました。
謝国明が亡くなった後、楠木を植えて祀ったことから、地元の人には「大楠様」と呼ばれ親しまれています。
毎年、8月21日には謝国明を偲んで千灯明祭が開かれています。