“能楽”を愛する風土を育んだ「博多」の町には、数多くの能楽堂があります。
昭和61年に出来た豪華な“大濠能楽堂”や小じんまりとした“白金能楽堂”、“森本能楽堂”など。
最近は、“能楽体験講座”などを開催して、能楽を身近なものとする努力をしています。
今日は、その中で、住吉神社の能楽殿を紹介します。
福博の知名士が出資して、昭和13年に完成し、住吉さんに寄付されたものですが、西方沖大地震でもびくともしなかった構造には驚かされます。
貴重な文化財を維持するために空調設備は一切なく、廣田 弘毅揮毫(ひろたこうききごう)の「皇風洽宇宙(こうふううちゅうをあまねし)」を掲示しています。
時間が許せば、是非博多の能楽堂を訪ねて、能鑑賞してはいかがですか?
“わび”“さび”の非日常の世界に触れると、人生観が少し変わるのではないでしょうか!
ちなみに“能楽”は、2008年にユネスコの世界無形文化遺産になりました。