４月１８日に写真ば撮りましたけん、この記事がアップされる頃にはツツジも満開になっとると思っとります。今年は、桜も早かったけん、春の花はみんな１週間以上早かごたるですね。

亀山上皇は御存じの通り、

文永・弘安の元寇に際しては、自ら伊勢神宮に参詣され「我が身を以って国難に代える祈願」をなされ、このことで国難を乗り越えることができたと伝えられています。戦乱で焼失した筥崎宮の再建に当たっては「敵國降伏」の御震筆を下賜され、その拡大模写の扁額は筥崎宮樓門に掲示されています。

亀山上皇銅像台座の「敵國降伏」は初代福岡県知事有栖川宮熾仁親王の親筆模写です。

明治１９年に警視庁から福岡警察署長に招かれた湯地丈雄は、当地に赴任して元寇の古戦場である福岡に記念物が何もないことを知り、元寇記念碑・博物館の建立こそ天が与えた使命と、翌年には職を辞し、全国行脚を十数回敢行し、各地の講演会で寄付を募りました。

湯地が発起して１７年の努力が実り、明治３７年１１月８日、亀山上皇銅像と元寇博物館が無事建立されました。同時に、日蓮上人銅像（宗徒が資金調達）も建立されています。

亀山上皇銅像は博多が誇る彫刻師山崎朝雲の作で、銅像と同寸大の木彫原型は筥崎宮奉安殿で平成２３年１０月から公開されています。東公園で銅像を拝見した後に筥崎宮に行かれるとその大きさ、荘厳さに感動されること間違いなしです。

ツツジが美しいこの季節、亀山上皇銅像、日蓮上人銅像、元寇記念館が並び立つ東公園へ是非足をお運びください。平日であれば県庁１１階の展望室からご覧いただけます。

東公園は、ＪＲ吉塚駅、地下鉄馬出九大病院前、西鉄バス県庁前が便利です。