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コラム

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博多ガイドは英語でもやってます!

2013年12月16日(月)
コラムニスト

今年の4月から動き始めた博多ガイドの会ですが、英語でのガイドもやっていることをご存知ですか?
ガイドの会の中には英語でガイド(説明)ができるメンバーもいます。
こうして書く以上は自分もそのメンバーの一人なわけですが、東長寺で定点ガイドをさせていただいていると、最近の外国人観光客の数の多さには驚かされます。
必ずと言っていいほど毎日のように複数の外国人の方が東長寺にお越しになられます。
外国人の方(主に欧米の方を対象)のご案内をさせていただく際に心掛けていることは、私達日本人のように日本の歴史をご存知ないため、歴史の断片をお話するのではなく、歴史の流れや文化の背景を含めて話をすることが大切です。※そのため、普段は日本人のお客様に説明しないようなことまで説明することも頻繁にあります。
このように外国人のお客様をご案内していると、日本人のお客様ではありえないような質問を受けることがあり、改めて自分たちの持つ日本人ならではの固定概念(これは知っていて当たり前、と思っていること)について再認識させられます。
例えば、このような質問がありました:
将軍はどのようにして選ばれるのですか?
私たちは歴史の授業の中で、相手を倒して勝ち上がった勝者が(天皇から任命されて)将軍となり、時の最高権利者になったことを知っていますが、そのような歴史のベースが異なっていれば、単に将軍と言う言葉たけではなく、その当時の歴史的背景の説明を加えなければいけません。
英語のガイドをさせていただくことは、このような日本人であれば当たり前だと思っていることが、世界的な観点から見ると当たり前ではない(世界の歴史からすると、アジアの一地域的な出来事にすぎない)ということに気付かされて、逆に英語ガイドをすることが楽しくなります。

※長くなりましたので、次回に続く

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