「博多に来る時ゃ一人で来たが、帰りゃ人形と二人連れ」
博多の民謡にこんな一節があります。武士の町福岡、商人の町博多、境に流れる那珂川、そこに架けられた「であい橋」、そして、その橋の入り口に建てられた「三人舞妓」の像。これは博多人形師小島与一さんの作によるもので、パリの博覧会で賞を取られたものです。
そして、橋の中央休息所の日除けはなんと!!盃ですとよ。「酒は呑め呑め 呑むならば」と唄われた民謡黒田節、母里太兵衛がグッと飲み干した大杯の酒。その大杯が屹然と空に向かっているとです。
昔の博多と今の博多、見事に融合していると私は思うとりますが、みなさんいかがでっしょうか。
博多沖からの潮風も心地よく好いちょる人と「であい橋」のそぞろ歩きを楽しみにおいでなっせ。