先日6月15日に真言宗別格本山東長寺において、弘法大師生誕1250年祭記念法要が執り行われました。
当日は梅雨の合間の晴天で、この日のために多数の参拝客が列席し、最初に真言宗九州教団の僧侶たちによる読経が行われました。
読経の後、秘仏の十一面千手観音像(国重文)や弘法大師空海像を拝観させていただきました。日頃は見ることが出来ませんがこの日は間近で拝観することが出来ました。
次に真言宗の僧が仏前に花を生けるために始まった流派「華道高野山」の福岡支部長による献花式が営まれ、高さ約2メートルの立派な生け花が出来上がりました。その間羽織袴姿のフィンランド人の青年が奏でる尺八の音色が厳かな雰囲気を盛り上げました。
また、ウクライナ人の女性が歌声を披露し、彼女には母国のひまわりの花が送られました。
最後に名誉住職から「弘法大師の誕生日に参拝いただきありがとうございました。」のお言葉がありました。
厳かな中にも名誉住職のくすっと笑えるお話もあり、1250歳の誕生日に相応しい素晴らしい法要となりました。