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禅寺の坐禅(ざぜん)

2015年03月12日(木)
コラムニスト

機会がありまして、禅寺(曹洞宗:そうとうしゅう)の坐禅体験に行ってきました。
坐禅は、仏教で姿勢を正して坐った状態で、精神統一を行なう禅の基本的な修行法です。
過去に、臨済宗(りんざいしゅう)の座禅体験を行なったことがありますが、坐禅の方法や意味が、同じ禅宗でも大きく異なることがわかりました。
その一端をご紹介します。
臨済宗は、坐禅を主要な修行方法として考えますが、曹洞宗は、坐禅をする姿そのものが、仏の姿であると説きます。要約すると、臨済宗は、「坐禅して悟る」のに対し、曹洞宗は、「坐禅が悟りの姿」ということです。
坐禅は、約40分ですが、曹洞宗は壁に向かい坐禅、臨済宗は対面です。臨済宗は、坐禅をすることと並行して公案(こうあん:一種の問答)を用いますが、曹洞宗には公案はありません。ただひたすら坐禅をします。これを只管打坐(しかんたざ)といいます。
尚、坐禅の作法については、長くなりましたので、次回の機会にご紹介します。
禅寺では、定期的に、坐禅会を開いていますので、機会がありましたら、是非一度体験ください。
人生観が少し変わるような気がしますよ!

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