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コラム

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承天寺(じょうてんじ)の将軍地蔵(しょうぐんじぞう)

2014年12月04日(木)
コラムニスト

聖一国師開山の“承天寺に将軍地蔵さん”がおられるのをご存じでしょうか?
覚王殿の左手前に鎮座しています。
今回は、その内容について紹介します。
承天寺の将軍地蔵は、平成3年に、承天寺創建750年記念事業として、勅使門、山門、覚王殿を建立した際、“将軍地蔵”と“お地蔵さん33体”が祀られました。同時に、百度石も設けられ、お参りの方も多いようです。
“将軍地蔵さんは、僧形で、甲冑(かっちゅう)をつけ、左手に宝珠(ほうじゅ)、右手に錫杖(しゃくじょう)を持ち、馬に乗っています。
鎌倉時代以降、地蔵信仰は、民間信仰に取り入れられ、特に、地蔵が戦場で危急を救ってくれるところから、我が国独特の将軍地蔵(勝軍地蔵ともいう)が造られるようになったものです。御利益(功徳)は、戦勝祈願、開運出世といわれています。
お地蔵様は、お釈迦様の入滅後、56億7000万年後に、弥勒菩薩(みろくぼさつ)が出現するまでの間、現生に仏が不在となってしまうため、その間六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道)を輪廻(りんね)する衆生を救う菩薩であるとされています。
機会がありましたら、是非一度お参りください。

将軍地蔵

33体のお地蔵さん

百度石

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