6月1日。博多に夏を告げる「博多祇園山笠」の男達にとって待ちに待った長法被着用解禁の日です。
この日から1か月半。博多の町のあちらこちらで、長法被姿の男達を目にするようになります。
長法被は当番法被とも言われ、山笠期間中の正装です。長めの法被にステテコと雪駄(または下駄)ですが冠婚葬祭をはじめ知事室や市長室などの公的な場所、シティホテルなどでも長法被姿なのです。
この長法被には多くの図柄があります。「流」「町内」ごとに図柄が違うのです。飾り山も含めた17流で50を超えます。過去の町名変更で今はなくなった旧町名も法被の中では受け継がれているのです。
背広姿のサラリーマンと長法被姿の山笠の男たちが、行きかうのが博多であり博多の素晴らしいところです。
是非、博多にお出でいただき山笠の雰囲気を堪能していただきたいと思います。