中呉服町にある『海元寺』の、ご住職にお話を聞く機会があり今まで見逃していた閻魔堂の脇役にスポットを当ててみました。
閻魔王と奪衣婆のそばで地獄の裁判を行う為、いくつかの役職がある事を知りました。
閻魔王の両脇侍
司録(書記) 筆と木札を持ち人の日常を記録、死後それを閻魔王に報告する。
司命(検事) 寿命が書かれた巻物を広げ、出番(判決)を閻魔王に告げる。
奪衣婆の両隣
牛頭ごず(牛の頭に人の体) 獄卒(地獄の住人)。手に責め道具を持ち
馬頭めず(馬の頭に人の体) 地獄に落ちた者を責め苦しめる。
閻魔王の左奥
檀荼幢(だんだどう)
男女の頭部(見る目、嗅ぐ鼻)裁くとき善悪を感知,生前のことをすべて見通し正確公正な審査を促す。
※今年夏に、閻魔堂と観音堂を建て替えて、いつでも拝観できます。
また、今年は23日からライトアップもされるので、ぜひ足をお運び下さい!