現在、福岡市の美術館で開催されている「門田コレクション」は、川端商店街の門田提灯店、先代店主“門田敏郎氏”が寄贈した150点もの中国古陶磁です。
“川端散歩”という町歩きコースを企画して、その依頼にお訪ねした時、ガイド用に資料を準備して頂き、今思うと既に体調も万全ではない中、シルクロードを回ってまで調べた提灯の歴史を、傍で4代目に注意を受けつつも話してくださいました。
門田提灯店は、明治28年に創業して126年にもなる老舗です。
現在使われている提灯の骨は、真竹から硬鉄線を使った紙巻線、そしてビニールに・・・これお考案したのは3代目敏郎氏だったのです。
提灯は仏教と共に日本に伝来し起源は中国だと言われていますが、敏郎氏はスリランカに行った時に実は仏教と同様、インドがルーツではないか?と思われたそうです。
その門田敏郎氏、名刺には陶磁研究家と書かれていたとの事。
門田コレクションは、新石器時代の彩文土器から、テレビ番組「何でも鑑定団」で、よく耳にする景徳鎮窯の染付磁器まで、幅広い内容の素晴らしいコレクションです!
図鑑やポスター・チラシのデザインは、赤を基調にしたもので提灯をイメージしてデザインされたそうです。
※今さらながら、門田敏郎様 あの企画の時は、お世話になりました。