あーやっとバスが来ました。
私の好きな博多織柄のバスです。
黒田長政公が幕府に博多織を献上したところから博多献上(又は五色献上)とも呼ばれています。
やさしい色合いと柄のバスです。
「皆様お急ぎのところ,このバスは渋滞のため○○分遅れで運転しております。申し訳ありません。」
「いっつもおんなじこと,いいなんな!!」
一瞬車内はシーン。運転手さん「・・・・・」
「右へ曲がります,足元にお気を付けください。お立ちの方は手すり,つり革におつかまりください。」
「次は○○停です。お降りの方はいらっしゃいませんか。」
あ,車いすの方が待っていらっしゃる・・。
「皆様しばらくお待ち願います。」運転手さんは帽子をとり,さっと上着を脱いで乗降板を抱えてサーッとバスの乗り口へ向かい,車いすの方を車内へ案内し,安全を確かめてからサーッと運転席へ。
「お待たせいたしました,発車します。足元,棚の上の荷物等,お気を付けください。」
「あっ,危ないですよ。バスが止まってから立ち上がってください。」
業務上のサービスとはいえ,一人五役も六役ものお仕事大変ですね。お疲れ様です。
今日もやさしい色合いと柄のバスが博多の街にとけこんでいきます。