• Instagram
  • facebook
  • twitter

コラム

TOP > 博多ガイドの会 > コラム > “禅寺の坐禅(ざぜん)”続報

“禅寺の坐禅(ざぜん)”続報

2015年07月02日(木)
コラムニスト

機会がありまして、禅寺(曹洞宗:そうとうしゅう)の坐禅体験に行ってきました。
前回の博多だよりで、ご紹介した”坐禅の意味“に続いて、今回はその”作法“について、順序毎にご紹介します。

1、 合掌して礼をする:隣位門訊(りんいもんじん)
2、 右回りに反転して壁に向かう:面壁(めんぺき)
3、 あぐらをかくように座り、両腿に、足を乗せるように組む“結跏趺座”(けっかふざ)、もしくは、片腿に、足を乗せるように組む“半跏趺 座”(はんかふざ)の姿勢になる。
4、右の手のひらの上に左の手のひらを乗せ、両の親指をつける:法界定印(ほうかいじょういん)
5、坐ったまま、視線を1メーター45度前方の床に据える。
6、呼吸は、鼻から吸って、口から出す:欠気1息(けっきいっそく)
7、体を左右にゆすって、座る姿勢を決める:左右揺振(さゆうようしん)
8、鼻からのみ息をし、ゆっくり吐く:腹式呼吸
9、坐禅スタートの合図:これを、止静(しせい)という
10、坐禅中は、個人の価値観をもちこまず、雑念を放つ
11、終了の時間がきたら、左右揺振(小から大)する
12、右回りに反転し、立ち上がる
13、座具の形を整える
14、合掌して礼をする:門訊(もんじん)で、終了。

坐禅は、日常から脱却し、本来の自己をみつめるのにも有効と思います。
禅寺では、定期的に、坐禅会を開いていますので、機会がありましたら、是非一度体験ください。
人生観が少し変わるような気がしますよ!

博多の魅力