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一幅の絵~東長寺にて~

2015年11月10日(火)
コラムニスト

大博通りを博多駅からサンパレスに向かって歩きます。そしていつもの様に真言宗東長密寺様の五本の筋塀の前に立ち止まり,そしていつもの様に一幅の絵を眺めます。

筋塀の上から黒田忠之公の灰色の重厚な五輪の塔がのぞいています。
それを守る様に五基の殉死した家来の墓が少し低めにのぞいています。
その上から大木のホルトが濃い緑を茂らせています。その濃い緑の茂みの間から五重塔の朱色が鮮やかにみられます。

このコントラストの美しいこと,感動してしばし立ち止まって時を過ごします。

この大木のホルトも,300年生きてきて先日大手術がありました。
私も一生に一度のこの光景に会うことができて感激しました。
300年の博多の歴史をじっと見てきたでしょうこの大木に尊敬の念すら持っています。

 

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