これまで日本で初めてラーメンを食べたのは水戸光圀であるというのが定説であったようですが、それより三百年以上も前の南北朝時代に承天寺の住職も務めた龍泉令淬僧が中華麺の起源とされる経帯麺の味をたたえる漢詩を詠んでいたことが判明したそうです。
日本中世史を研究されている研究者は、龍泉令淬が1360年から数年間、承天寺住職を務められた史実に着目して中華麺の国内発祥地に博多を推しているそうです。
承天寺は、うどん・そばの発祥地として知られていますが、製粉技術が伝わり鎌倉時代後半には麺やまんじゅう等の小麦文化が定着する条件が整っているため、承天寺でラーメンを食べた可能性は高いと言われています。