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お釈迦様のお導き

2014年12月01日(月)
コラムニスト

東長寺の定点ガイドを始めて早2年、多くの方と出会い案内をさせて頂きました。
今回はその出会いの中から、不思議な体験をした方の話です。
半年程前から当番の度にお見かけする女性が気になり、声をかけてみました。ご主人を病気で亡くし、ご自身も脳梗塞で半身が不自由になり、息子さんまで体調を壊し休学していました。病院に通い、民間治療も受け 四国八十八か所巡りや篠栗巡礼など手は尽くしたものの、希望を見出せず不安な日々を送っていたそうです。
ある日、病院の帰りに東長寺の門前で突然足が止まり、押していた自転車まで動かなくなる不思議な感覚を受けたそうです。 それは本堂に入って納得しました。そこには自分の守護仏である“千手観音菩薩”そして息子さんの守護仏“不動明王”入口には薬壺を持ったお賓頭盧様(おびんずるさま)が、祀られていたからです。
これはお釈迦様、そして弘法大師様のお導きに違いないと感じ、それ以来お参りを欠かさず、お賓頭盧様に手を当て早く痛みが取れるようにお願いしているそうです。
今は話していても気付かない程回復されて自転車でお参りに来られています。息子さんも元気に働かれているとの事でした。その方の信仰の深さ、信心する気持ちの強さに感銘を受けました。
※お賓頭盧様については9月8日矢口靖彦さんのコラムをご覧ください。

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