8月9日、うだるような暑さの昼下がりに香港ボーイスカウト団とホームステイ家族の方々の「寺社めぐり」ガイドをしました。一行の中で、さりげなく小さい子供達の世話をし、面倒を見ている少年が私の注意をひきました。汗だくでやっと承天寺に到着し、謝国明の話をするとボーイスカウト達の中からわっと上がった歓声!!
なんとその少年の名前も謝。「僕は謝国明の子孫かもね。」とうれしそうな顔です。
ということで今年、初めて千灯明に行きました。
13世紀に日宋の懸け橋として博多に大きな貢献した謝国明のお墓を取り囲むようにして立つ楠は大楠様と呼ばれています。 毎年8月21日に地元の方々がここで彼へ感謝の気持ちを表し、慰霊するお祭りが千灯明です。太平洋戦争の一時期を除き700年以上も続いている行事だそうです。たくさんの灯明が晩夏の夜を照らすのですが、生憎夕方からの雨で灯明は無理でした。でもお参りの列は絶えずに続いていました。それにしてもお参り後にいただいたお接待のおそばとお饅頭、甘湯のおいしかったこと!
謝国明さん、ありがとう、そして香港の謝君(中国語では小謝)もありがとう。 謝謝