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相撲ゆかりの場所を探して

2022年11月18日(金)
コラムニスト

先月、福岡国際センター前に11月13日(日)に始まりました大相撲九州場所の約4mの木札「御免札」が建ちました。毎年、この頃になると冷たい秋風も感じるようになります。
札には『蒙御免(ごめんこうむる)』と記され、いつからどこでをアナウンスしています。これは江戸時代後期、寺社奉行から勧進相撲の許可をもらったことに由来しているそうです。また、入口には数メートルの櫓が立ち、場所の雰囲気を盛り上げていますよ。

そして相撲と縁の深い神社が、博多駅近くにある筑前一宮・住吉神社。
日本三大住吉に数えられる歴史のある神社です。1800年程前神功皇后が渡韓の際、住吉大神の御徳により無事に帰還されたことに感謝し、相撲や流鏑馬を奉納したことが始まりだそうです。
境内にはゆかりの場所がいくつかありますよ。
まず筋肉隆々で勇ましい古代力士像。力士像の手には「力」の文字が。開運・立身出世の御利益にあやかりたいものです。そして南門近くにある土俵。場所中には朝稽古の様子をうかがえる機会があるかも。

最後に一つ。相撲には「仕切り直し」という言葉があります。雑念を払い、目の前の一番に集中するという意味だそうです。ここ数年外出しづらい時期がありましたが、力士像を目の前に、できる限り両手をめいっぱい伸ばして手を合わせてみてはいかがですか?
きっとパワーをもらえるかもですよ。

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