福岡にも有名な神社仏閣が沢山あります。
三大八幡宮の1つとして知られている筥崎宮は散歩の際に必ず立ち寄る散歩コース。
醍醐天皇の延長元年(923年)創建、御祭神は応神天皇(おうじんてんのう)【八幡大神】、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依姫命(たまよりのひめのみこと)。
別名『伏敵門(ふくてきもん)』と言われる楼門には、敵国降伏の宸翰(しんかん)が掲げられ、元寇の折に亀山上皇が奉納したとも伝えられています。
私が博多ガイドの会に入会し、『えっ、お寺の僧侶の方が?』と不思議に思ったのが…博多区承天寺一山の報賽式と呼ばれるもの。
毎年1月11日に行われ、約770年程続いている。これは承天寺の開祖、聖一國師が修行先の宋から帰国の際、海が荒れ危うく遭難しかけた所、八幡大菩薩が現れ無事博多に戻る事が出来たという。
この時の御礼として承天寺の僧が以後毎年筥崎宮へお参りすることになった。砂糖と昆布をお供えし、拝殿を歩きながら一列になってこの時だけ『筥崎諷経(ふぎん)』というお経が読まれ、別名巡り経とも言われている。
長く続く歴史ある報賽の神事。
また来年も拝見させていただきたい。