6月になると博多の街々では,長法被姿に信玄袋を腰に下げた粋な男たちの姿を目にする機会が多くなります。
杉下駄の音も道行く人には心地よく,もうすぐ博多祇園山笠が始まることを知ります。
山笠は夏の風物詩。七月一日からの15日間は,街が祭り一色に染められ大いに賑わいます。
“山笠があるケン,博多タイ!!”
少々乱暴な言い回しではあるが「博多ンモンの心意気」がしっかり込められた“最高のことば”です。
ある日の午後,櫛田会館横でふと目にした「直会(なおらい)」の準備風景に私が思わず発した独り言
“イヨッ,山笠にカンパ~イ!!” カシャッ!