お菓子の「ういろう」と言えば、名古屋、京都、小田原等が知られています。
元来、「ういろう」は、約650年前に中国から博多の、妙楽寺を頼って亡命してきた官人が伝えた薬だそうで、妙楽寺が「ういろう」の伝来の地となっています。
お菓子の「ういろう」の誕生は諸説あるようですが、一説には、妙楽寺に亡命した官人の子が、京都で外交使節をもてなす菓子を考案し、薬と共に「ういろう」と呼ばれるようになったとも言われています。
ここ「ういろう伝来の地」博多で、おいしいお菓子「博多ういろう」を博多伝統文化と一緒に売り出そうと、昨年8月に「博多ういろう」作りのプロジェクトが立ち上げられ、妙楽寺のご住職、前ご住職、博多の老舗茶舗も参加され、試行錯誤の末に今春福岡市内で販売が開始されました。
「博多ういろう」は3種類あり、関係者は地元の名物に育てたいとのことです。
ういろう伝来の地で作られた「博多ういろう」を食べてみてはいかがでしょうか。