住吉神社の社殿横にある松の木にはこんな言い伝えがあります。
今からおよそ570年前の式年遷宮(25年ごと)の社殿造営のとき、この松の木が社殿の方に傾き造営の邪魔でした。そこで話し合いの末、明日この松を切ることに決まりました。
ところが翌日の朝、この傾いていた松の木がまるで話を聞いていたかのようにまっすぐに立ち直っていました。この御神威を耳にされた後花園天皇がいたく感心され、和歌に詠み和歌集を住吉神社に贈られ、今も社宝として残っているそうです。
この写真の松の木はその伝説の松の子孫だそうです。少し本殿の方に傾いていますので、次の式年遷宮の時に『切るぞ切るぞ』とつぶやくとどうなるか、ぜひどなたか確かめて下さいませ。
ちなみに次は23年後です。