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七五三に思うこと

2021年11月24日(水)
コラムニスト

七五三の由来は諸説ありますが、平安時代に行われた、三歳の「髪置き」、五歳の「袴着」、七歳の「帯解き」の儀式にあるとも言われています。このような節目に成長を祝い、子供の長寿と幸福を祈願する子供を思う親と身内のお祝い行事だと思います。

 

七五三のお祝いには、神社へお参りするのが一般です。行く神社に決まりはありませんので、小さなお子さんの負担にならないように、ご自宅からの距離やゆかりのある神社をご家族で決めましょう。
太宰府天満宮、筥崎八幡宮、住吉神社が有名なところですが、提案の一つとして、ご家族の記憶に残る場所として、子供も大好きな「アンパン・ミュージアム」がある川端リバレイン・モール・ビル横の博多川沿いにある「鏡天満宮」への参拝をお勧めします。

鏡天満宮は「菅原道真」様にまつわる神社です。また、この地は「渡唐口」との記念碑も立っているように遣唐使の時代に大陸(中国)に向かう博多の窓口港となった場所です。
博多の奥深い歴史を子供と共有することは、今後の子供の成長と共に良い思い出になると思います。
“白紙(894年)戻せ「遣唐使」”と提言して、唐から学ぶ必要も無いくらいに日本は十分に成長したとしたのは、菅原道真であったことにも思いを馳せることができます。

「鏡天満宮」参拝後は、昔から「七歳になる前の子は神の子」として、社会全体で祝福する考えもあるので、元気に育ったことをお披露目するためにも「川端商店街」を通って、博多の総鎮守である「櫛田神社」さんまで散策するのはどうでしょう。400メートルのアーケード街を着飾った姿を披露する舞台だとすれば、子供の記憶にも残るのではないでしょうか。
アーケードを抜けた左側の「櫛田神社」の南口から入って境内での記念撮影やお参りをすることで、七五三の行事を終える「町歩き」の提案です。普段歩いた町並みかもしれませんが、日々を新たな気持ちとなれる家族行事の一助とならないでしょうか。

<櫛田神社>

<足を延ばして「住吉神社」の七五三>

お元気なご家族は、キャナル・シティを覗いて「住吉神社」までの散策はいかがでしょうか。

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