九州国立博物館での上記特別展に行ってきました。
ボストン美術館は、東洋美術の殿堂として知られ、日本美術コレクションとしては、世界随一の規模と質を誇り、今回その中から90点もの仏画が、日本に里帰りして出展されています。
曽我蕭白(そがしょうはく)の雲龍図、長谷川等伯の松林図 屏風、尾形光琳、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)など、本当に素晴らしいものばかりです。一日中釘づけになってしまいました。
時代を隔てて、日本に里帰りしていたわけですが、日本に残っていれば、国宝指定も間違いなしと思われる文化遺産も多く、何故海外流出したのか不思議に思い、感動と共に疑問も感じて帰ってきました。残念な面もありますが、でもこの機会に是非一度ご鑑賞ください。
また、今年の直木賞に、安部龍太郎さんの小説“等伯”が決まりましたのもこの特別展開催時期とは、何か不思議な縁を感じますね!日本経済新聞に連載されており、毎日楽しく愛読していましたので、受賞は感無量です。