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アートを探して街巡りもいいな!~博多パブリックアート巡り~

2016年04月27日(水)
コラムニスト

福岡市内には企業などが設置したものを含めれば200作品以上が点在しています。
<博多部編>
まちの中にはいろいろなアート作品があります。
誰もが自由に行き交うことができる場所に置かれた市民のための芸術作品を福岡市では1983年(昭和58年)から「彫刻のあるまちづくり」を進めています。まちが個性的・魅力的になり,人々の心が豊かになることを目的としています。
パブリックアートを通して,今まで気づかなかったまちの表情を発見できるでしょう。さあ!出かけましょう!!
【博多駅前広場】
①福岡国際マラソン歴代優勝者の足型
②着衣の横たわる母と子:ヘンリー・ムーア
ヘンリー・ムーア(1898~1986)は20世紀イギリスを代表する彫刻家です。作品のやわらかくて大きな曲線を見ていると,母の優しさに包まれているような安心感だけでなく,恐ろしさ,不気味さというような相反する不思議な印象を受けます。作品の下には小さな案内板があって,そこには「この彫刻は福岡市政100周年を記念し,ヘンリー・ムーア彫刻設置市民の会(会長:永倉三郎)の募金活動により市民一人一人の熱意と愛情を添えて寄贈されたものです」とあります。

③母里太兵衛の黒田武士:米治一
【西日本シティ銀行本店前】
④WALK:ジョエル・シャピロ
ジョエル・シャピロ(1941~)は,ニューヨーク出身のミニマル・アートの代表的作家です。ミニマル・アートとは,装飾や説明を削ぎ落としてシンプルな形状と色彩で構成する表現様式のとこです。博多駅前を行き交うビジネスマンは,その姿に励まされているのではないでしょうか。

【西日本シティ銀行本店裏】
⑤Theワールド:菊竹清文

【損保ジャパン日本興亜福岡ビル】
⑥時空№3:多田美波
【代々木ゼミナール玄関】
⑦MOHDON:流政之
【日航ホテル福岡前】
⑧郵便イメージキャラクターポスト
【藤田公園・博多区役所横】
⑨アジアの詩人:鎌田恵務

【キャナルシティ博多サウスビル1階】
⑩世界は統合されつつ,分割もされ,繰り返しつつ,いつもと違う:チームラボ
【キャナルシティ博多クリスタルキャニオン1階】
⑪Fuku/Luck,Fuku=Luck,Matrix:ナム・ジュン・バイク
【キャナルシティ博多イーストビル前】
⑫福蛙(ラッキーフロッグ):洪易(ハン・イー)
洪易(1970~)は台湾出身の作家です。台湾の民族文化や日常生活からヒントを得て生み出される作品が特徴です。本作の色彩や文様も台湾では福をもたらす意味を持つものということです。後ろに回ると,まだシッポが付いていて,おたまじゃくしから蛙へ成長している途中のようですね。ハッピーオーラあふれる作品です。

【博多駅筑紫口】
⑬博多の祭り:西島伊三雄

【第5博多偕成ビル】
⑭光の柱:望月菊磨
【中比恵公園】
⑮ハローアンドグッドバイ:鎌田恵務
鎌田恵務(1961~)は山梨県甲府市出身で,現在は福岡市東区在住の彫刻家です。アジアの玄関口の福岡というもの,国境を越えた人と人との出会いと別れ。そして,またいつか逢いましょうという気持ちを込めています。朝見るとハロー,夕方みるとグッバイと言っているように感じること。じっくり鑑賞もいいけれど,たまにはチラ見もいいかも。

⑯明日を創る人:原田新八郎

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