豆まきに甘酒の振る舞いがあり、本堂では護摩供のあと、住職のお話と獅子の舞、ぜんざいの振る舞いがありました。
節分とは、季節の分かれ目の意で、立春、立夏、立秋、立冬の前日を言いますが、主に立春の前日、2月3日を言います。一年の悪を鬼に見立て、豆をぶつけて悪を払う、そして2月4日立春です。
今年の干支は「癸巳(みずのとみ、きし)」です。「癸」は十干の第十で、一に戻る。「巳」は冬眠していた蛇が、春になって地表に出てくるという象形文字とも、よれよれの糸くずがピンと伸びていくという文字とも言われています。
それは旧来の生活から脱皮し、新しい生き方を目指すことを意味しています。何事も初心に帰って「初心忘るべからず」、そして、さらに「ときどき初心忘るべからず」と。能の大成者「世阿弥」の言葉。
藤田住職、ありがとうございました。