閻魔様が祀ってあるお寺です。浄土宗鎮西派
■閻魔堂
黒田光之公の宰臣鎌田九朗兵衛の槍もちであった源七が、京都のとある辻堂の閻魔様の木像の首を持ち帰り、これを安置するために自性院というお堂を建てて祀ったものを移転したものです。閻魔堂は各地にありますが、木造の閻魔大王・冥官(書記官)・檀茶幢(閻魔帳の標識)・牛頭・馬頭の獄卆(鬼)・奪衣姥が全部揃っている閻魔堂はめずらしいそうです。
■閻魔祭
毎年1月と8月の16日に行われます。この時参詣者はコンニャクをお供えします。これは三途の川のそばにいる「奪衣姥」にお供えするもので「奪衣姥」は博多では「こんにゃく婆さん」と呼ばれ親しまれ、お供えの功徳によって、子どもの病気を治したり、母乳の出をよくしたりしてくれるそうです。
祭りの際には、彩色豊かな十王図(冥土で生前の罪を裁く10人の王を描いた図)が掲示されます。
名称 | 潮音山 海元寺 |
---|---|
住所 | 博多区中呉服町10-5 |
アクセス | 地下鉄 「呉服町 4番出口」 徒歩6分 |
お問い合わせ先 | 092-291-4520 |