ずいしょうざん えんがくじ
寺社仏閣 博多旧市街エリア福岡藩士立花実山直筆の「南方録」が伝承されており、茶と禅の道場として知られているお寺です。臨済宗妙心寺派
■南方録
千利休の教えを筆録した南坊禅師の南方録は千利休の茶湯について体系的に説いた茶書として知られ、茶道の各流派において最も尊重されてきた古典です。
円覚寺に伝わる南方録は、南坊褝師の秘伝書を黒田家家臣の立花実山が発見・書き写したもので、大正時代に河村虎山から当時の円覚寺御住職に伝授されました。以来、円覚寺で受け継がれています。
■南方流茶道教室
円覚寺では、郷土に伝わる茶道南方流をより多くの方々に知っていただけるよう、茶道教室が開かれています。(詳しくは円覚寺ホームページで)
■中庭
境内には渡り廊下を配したみごとな中庭があり、「無聲庵」「集雲庵」という2つの茶室があります。