東長寺には、福岡大仏という木造としては国内最大級の釈迦如来像があります。実に高さ10㍍80㌢の巨大な物です。
ご住職のお話では、人間が持っている108の煩悩をこの大仏で無くして頂こうということで10.8㍍の高にされたそうです。
この福岡大仏を作られた理由をお聞きしたところご住職がタクシーに乗られて、東長寺へと言われたら運転手が近くのパチンコ店を知っていて、東長寺を知らなかったのだそうです。1200年前からあるこの寺が最近建ったパチンコ店に負けるとは、寺を知ってもらうために大仏を思い立ったと笑いながらお話になりました。
しかし、本当の理由は、ビル街の真ん中に人々の心のオアシスをお作りになりたかったそうです。一日の嫌なことや悲しいことを仏様に手を合わせすっきりしてお家へ「ただいま」と帰っていただくことが本当の理由だそうです。
福岡大仏が当初は年間25万人もの方がお参りされたそうですし、現在でも多くの方がお参りされています。