節分の時期になると,櫛田神社の入口に飾られる「大おたふく面」
これは,博多のユニークなアイデアマン田中諭吉さんが発案した“福が来ないならこちらから飛び込んで行こう”という趣旨の「大おたふく面の福くぐり」から始まったものです。
また,田中諭吉さんは,「博多祇園山笠」でも新たなアイデアを提案しました。
遠方に住んでいるなどの理由で見られない人のために,広い通りで日中に山笠を見物できるようにすることや,「飾り山笠」の常設を提案し,「集団山見せ」が始まり,櫛田神社の境内に一年を通して「飾り山笠」が公開されるようになったのです。
今では当たり前になっているものでも,そのルーツを知ると面白いものですね。
この記事は「博学博多」(発行:西日本新聞社)を参考に掲載しました。