祭行事には「掛け声」がつきもの。一般的には「ワッショイ・ワッショイ」が多い。ちなみに最近は見かけないが、昭和４０年代まで労働者や学生が交差点などで激しくデモるときも「ワッショイ・ワッショイ」であった。
博多山笠の場合は「オッショイ・オッショイ」だ。但しこの掛け声は集合したり、お汐井取りに出かけるときまで、重い舁き山笠を担いで「オッショイ」では力が出ない、息も合わない。山笠について舁くときは「オイッサ・オイッサ」だ。「オッショイ」が縮まったものとみられる。語源ははっきりしない。お汐井取りと関係があるという人もいるが、「昔からそういうから」としか言えない。音を文字で表すことは難しい。「オイサ」とも「ヨイサ」とも聞こえる場合もある。
※博多祇園山笠の舁き山の掛け声「オッショイ」は環境庁認定日本音（おと）風景検討会選定「日本の音風景百選」に選ばれている。