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東長寺の桜

2019年03月22日(金)
コラムニスト

博多の街中の銘木というべき桜があるお寺が東長寺である。

弘法大師で有名な空海が遣唐使として渡った唐(中国)から戻った、西暦806年に建立したお寺が東長寺であり、博多の長い歴史の中で場所を移しながら、黒田藩二代目の忠之公の時代から、今の場所に移したのが東長寺である。

桜の木は、先代の住職が植えたものと伺った。春になれば見事な花を咲き誇ってくれる。
近所のオフィス街で働くOLを中心に、お昼休みに桜の廻りでお花見を楽しんでいるのが、春の風物詩になっている。

現住職のお話では、街中のオアシスとしてお花見を兼ねて来訪できるお寺として気楽に訪れて欲しいとのことであった。お寺は昔から、人々が訪れて精神が浄化される所であり、人が集まる所には文化と伝統が築かれたのだろうと気づかされる。

空海様が残してくれたお寺と仏陀の教えを、桜の花見を通して知ることも考え深いものである。

東長寺にはもう一本の銘木がある。黒田藩主二代目(忠行公)の菩提樹というべきホルトの木である。1654年に死去した頃からの植樹と伝わっているようなので、400年程経過した銘木である。

博多駅前から続く目貫通りである、大博通り沿いにある東長寺を訪れると、桜のお花見ができて、仏陀の教えにふれることができる五重の塔や大仏様が鎮座されている。

博多の街のおもしろさと、奥深さを知ることができる祇園町のお寺めぐりを「博多ガイドの会」のボランティア・ガイドがご案内しています。さあ~!お出かけください。

以上

 

 

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