7月のある日、黒田家の菩提所である「崇福寺」に行って来ました。
実は崇福寺の境内にある「朝日地蔵」に、あるお願いをするために行ったのですが、その日は「4」が付く日だったので、さすがに御参りする人で結構賑わっていました。
帰りに、山門脇で一休みしながら何気なく「門柱」に目をやると、改めて400年の歴史をひしひしと感じました。
京都「大徳寺」の春屋宗圓禅師の請を受け、長政公が再興したこの崇福寺で、同じ時代に長政公が築城した福岡城本丸の表御門が今こうして出会い、黒田家ゆかりのお寺と墓所をお守りしていることの歴史の妙、何かホッとするものを感じます。
いろんな運命を背負ってきたであろう門柱の傷は、勲章であり生き証人でもあります。
今ここに堂々と建っている姿に何とも言えぬ感動を覚えます。
8月4日は長政公の命日でもあり、改めてその遺徳を偲ぶことが出来た良い一日でした。
この日、境内の片隅で白色と青色の可憐な花を咲かせる一本の小さな花木を見つけました。