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博多の景色を楽しみましょう~博多八景~

2025年03月03日(月)
コラムニスト

『博多八景』という言葉をご存じでしょうか
鎌倉時代末期に聖福寺の禅僧、鉄庵道生(てつあんどうしょう)が宋時代に長江付近の景色を読んだ『瀟湘(しょうしょう)八景』にならい博多の8つの景色を七言絶句の漢詩に読んだのが日本最初のものでのちの近江八景、金沢八景のさきがけになったものです。
鉄庵道生は香椎暮雪(かしいぼせつ)から能古帰帆(のこきはん)までの8つの博多の風景を漢詩に読んでいます。

江戸時代1765年成立の石城誌の『博多八景』では濡れ衣夜雨(ぬれぎぬやう)から名島夕照(なじませきしょう)の八景に変わり、漢詩や絵画もつくられ、”博多十景”もでてくるなど人々に広く知れ渡り、江戸時代の観光パンフレットとして人気になりました。

江戸時代に人気となった場所であり、”濡れ衣(ぬれぎぬ)”の語源となった「濡れ衣塚」で春姫へのお参りをして、「名島城跡からみる夕陽」もなかなかいいものですよ。
『博多八景』の今を探してみませんか。

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