博多ガイドの会も発足して既に7年目を迎えました。
この博多便りのコラムも約500件を数えるまでになりましたが、今まで、この中で、取り上げていなかった“灯台下暗し”ともいうべき、身近な題材を見つけました。
少し時間がたっていますが、今日はその行事の紹介です。
昨年の“12月第二土曜日”にあたる12月9日に承天寺の塔頭で、人形堂のある“祥勝院”で、人形供養が執り行われました。
当日は、朝から快晴で、大勢の方々が供養のための人形を持参し、賑わっていました。その数なんと約3,000体とのことです。
この人形供養は、博多人形商工業協同組合と関係が深く、1979年から始まり、大勢の関係者が応援に駆けつけていました。
その由来は、四代目正木宗七作の“延命地蔵尊”がここで発掘された由。
人形供養の人形は、基本的には博多人形のようですが、当日はぬいぐるみや雛人形、なども数多く見られました。
午後から、本堂での僧侶の読経のあと、一部の人形をお庭で供養しています。
一年に一回しか行なわれない行事ですが、是非足を運んで頂ければと思います。
今回の供養には、わざわざ海外から足を運んだ方も参加され、国際色豊かな人形供養でした。
尚、当日小生は、千年門ガイドに従事していましたが、承天寺通り(一方通行)を逆走して、人形を持ち込むケースが多々見られましたので、注意しましょう!