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もっと博多のよさ(ひと・もの・こと)を知りたい

2018年11月29日(木)
コラムニスト

博多のよさについて知っているようで,知らない自分を自覚した。仕事をリタイヤした後の残された時間を,自分がやりたいことをやりたいように使っていきたい。

博多のよさとは,ひと(歴史に残る偉人,ものづくりが巧みな人・・・),もの(名勝・旧跡・衣・食・住・・・),こと(伝統・・・)。
これらを学び,若い世代に伝えたい。国内外の人にアピールしたい。
そのために,自分の足で,何度も足を運びながら,見てまわり,人の話を聞いて,分からない事は質問したり,自分で調べたりする活動を大切にしていきたい。

「ひと」に関して,お寺見学の前,または後に,本を読んでみませんか。

・読書のおすすめ1 司馬 遼太郎 「空海の風景」
「空海の風景」は空海の生きた時代がはるかに遠い昔であるために現存する資料が乏しいなかで,空海が存在した時代の彼にまつわる風景を想像することで,おぼろげながらも空海の人物像が浮かぶことを期待して執筆された作品。司馬遼太郎夫人によると,この作品は司馬遼太郎が生前最も気に入っていた作品とのこと。時代背景,空海との関わりのあった人物,業績・・・私にとって,とても興味深く,心に残る作品。

・読書のおすすめ2 葉室 燐 「橘花抄」
立花実山は三大藩主黒田光之公の身辺に仕えた武士。光之公の参勤交代に同行中,千利休の弟子,南方宗哲の本の存在を知り,書き写した。この時,まだ本には署名がなかったので,禅の師である臨済宗大徳寺派崇福寺の古外禅師に依頼して,「南方録」と名付けられた。南方録とは,中国の茶経という本のなかの「南方の嘉木七碗仙霊に通ず」という句より取り出した。茶の本という意味である。

(若い頃から秀才の誉れ高く,文筆を良くし,儒学を学び 詩歌,弓,槍,剣術の奥義を究めた。さらに茶の道では,実山と号して,素養深く,千利休のわび茶の精神を伝える茶道秘伝書「南方録」を世に出したことで遠く江戸にまで名を知られていた。)
葉室 燐 「橘花抄」より抜粋

・読書のおすすめ3 中山 喜一郎 「仙厓」
仙厓の○△□(まる さんかく しかく) 無法の禅画を楽しむ法

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