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コラム

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手押しポンプにて生活用水とする街を見つけました

2014年08月11日(月)
コラムニスト

通称「流灌頂通り」の中頃に在る、「力丸商店」と看板が有る駄菓子屋の前に在ります。
「流灌頂通り」は、大博通りの原三信病院の横から東へ大博町7までに至る道路です。

お婆さんが、手押しポンプにて取水した水を、店の前の草木やコンクリートの道路に水を撒かれていました。
何となくほっとする光景でした。
手空きを待ち話が出来ました。第二次世界大戦頃から住まわれ、それ以来、井戸水を生活用水とされているとの事でした。ただ、最近は、地下水に異常が生じ塩水が混じっていると嘆いておられました。
近くには、クリーニング屋・魚屋も有りまして、水を多くつかわれる店も多く、この井戸水を使用されている物かと思います。

この通り界隈は、散髪屋・駄菓子屋・クリーニング屋・フードショップ・酒屋・魚屋と庶民的な下町の佇まいです。
酒屋に入りますと、間口は狭いが奥行きは深い店でした。昔から言われている様に、間口に税金が掛けられた時期が有り、生活の知恵による敷地構造かと、私なりに解釈しました。
近くの立石額縁店に寄りました。戦争中の防空壕が残って居まして、懐かしく見学させて頂きました。写真も添付しています。

御主人にも面談。「ハカタ・リバイバル・プラン」の会長で、旧博多の歴史や事実を電柱に残し、博物館に見立てて地域の活性化を図られています。「第一回の福岡県屋外広告景観賞」を授与されています。
博多区大浜地区に在り、博多屋本舗・萬四郎神社・沖浜恵比寿神社等も近くに在り、結構楽しい散策も出来るコースです。

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