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コラム

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博多川に架かる橋の散歩スポット

2014年05月26日(月)
コラムニスト

黒田長政は、関ヶ原の戦いの後、筑前名島に入城するが、筑前福崎の地に新しく城を造った。その折、中島橋を架け博多と福岡が連結されたとされている。
一大歓楽街として博多中洲の夜明けである。
その後、博多川には12の橋が架かっている。
那珂川から分岐し、北より南へ別れ一緒になるまで下記の橋が架かっている。
①いざない橋 ②大黒橋 ③東中島橋 ④博多ことぶき橋   ⑤博多大橋 ⑥明治橋 ⑦博多橋 ⑧水車橋 ⑨中洲新橋 ⑩南新橋 ⑪清流橋 ⑫夢回廊橋
平成3年より「博多川夢回廊事業」としいて、両岸に遊歩道の整備も行った。
又、平成11年から、歌舞伎興行の「船乗り込み」も行なわれている。
博多川と那珂川の集合する所のいざない橋には井堰が有り、潮の干満による博多川の水量を確保している。

次の大黒橋周辺は、昔の中洲の中心地で有り、江戸後期の天保5年、7代目市川団十郎が来福の石碑もある。又、近くには、明治44年に橋の架け替えを行った時の橋も置かれている。
中洲では数少ない教会も有る。

鏡天満宮(菅原道真が左遷の折、やつれた顔を写した鏡)。
遣唐使達が中国に行く玄関口跡。
結構歴史遺産も見学できる。
博多橋まで行くと、有名な吉塚うなぎ屋も畔に在る。1年一度うなぎ供養が行われ、数100匹のうなぎ放流がされるので壮観、運が良ければ遭遇できるかも・・。
その隣には飢人地蔵尊も在る。徳川吉宗の時代の享保の大飢饉の折の話で、飢餓で亡くなった人達の供養を地域の人達が今でも続けている。

最終は夢回廊橋であるが、キャナルシティと繋がっていて景色も良い。

又、漬物屋の八尋利兵衛が、那珂川の堤を整地し「遊園地向島」を建設した折造った、高さ10mの石灯籠が清流公園の南側に在る。遊園地の市街化により、昭和29年にこの公園に移設された。
全コースをゆっくり歩いても小一時間ぐらい。
遊歩道が整備されているので、川面を見たり、周囲の中洲の景色を見たりと絶好の散歩道である。

博多の魅力