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「ノウキョウチョウ」?

2014年09月18日(木)
コラムニスト

東長寺でガイド担当の際、参拝に来られた方から咄嗟に「ノウキョウチョウありますか?」と聞かれ、一瞬、「農協」が頭をよぎりました。
けれどもここはお寺。「ノウキョウ」が「納経」のことだとわかるのに時間はかかりませんでしたが、それでもすぐには「納経帳」が何だか理解できませんでした。
「ご朱印帳なら聞くけど、お寺には他にも納経帳というのもあるのか?」と思った次第です。
程なくして、納経帳がご朱印帳と同じだとわかりましたが、お寺のガイドを始めてかなり経つのに、まだまだわかっていないことがあるものだと思いました (*_*;
今は一般的にご朱印と呼ばれていますが、昔はお寺に写経を納めた際にお寺が受領確認のために書かれたものだったらしく、そういった意味では「納経帳」が正しい呼び方と言えますね。
それにしても、最近はTVのローカルニュースでも特集として取り上げられるくらい、この何年かご朱印集めをする若い女性が増えていて、東長寺でも大学生ぐらいの女性がご朱印を頼まれる姿をたびたび見受けることがあります。
日頃から毛筆で写経等なさっているご住職のご朱印は当然ながら達筆であるばかりでなく、時に豪快で時にユニークで、お寺によっては芸能人のサインばりに特徴的なご朱印も多く、見ると自分も集めたくなります。
*実際はご住職が心を込めて書いていらっしゃるので、軽々しく扱ってはいけません!
驚くのは最近は日本人に限らず、欧米からの外国人の中にもご朱印を頼まれる方がいて、先日のガイドの際にはアメリカ人の参拝の方が「これから88ヶ所の巡礼をするのでご朱印帳を2冊ください」と頼まれました。
さて、このご朱印のことを英語で何と言うか?自分もガイドの途中、声を掛けられただけなので、定かではありませんが、“hand-writing” でいいみたいです。
例)ご朱印はどこでもらえますか?
Where can I get a hand-writing of the monk/temple?
この寺務所でもらえますよ。
You can get the monk’s hand-writing here at this temple’s office.
もし外国の方が寺務所のところで手帳のようなものを持っていたら、是非声を掛けて使ってみてください。
ただし、有料ですので、ご注意を!

東長寺の境内の木がキレイな花を咲かせていました。

 

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