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もっと知りたい!「博多町家」ふるさと館の町家棟

2013年01月28日(月)
コラムニスト

櫛田神社の鳥居の前の道を少し歩くと、「博多町家」ふるさと館が見えてきます。3棟の建物のうち、中央の建物が明治中頃の町家を移築し復元したものです。移築前は、現在地から北へ100メートルほどのところに建っていました。

前所有者は、三浦新五郎氏で平成4年度に福岡市に譲渡されています。その後、平成4年10月から平成5年3月にかけて解体をし、仮組立が太宰府で実施されました。平成6年6月に着工し、同7年6月に移築復元が完了しています。併設する展示棟やみやげ処とともに、平成7年8月に一般公開されました。

当初の町家の持ち主は和田七平という方ですが、明治22年に土地等を取得した後に、博多織元(やましち)の住居・店舗兼織り場として建築されています。晩年、和田氏は博多織業を止めて東中州に転居されてからは、米穀雑貨煙草郵便切手商を営まれています。所有者はその後何人か変わりましたが、昭和2年には三浦五郎吉氏(新五郎氏の父)の借家となり、昭和28年には三浦新五郎氏が所有者となっています。

最後にエピソードを一つ、博多町家ふるさと館の館長さんである長谷川法世氏は、三浦新五郎氏の御息女と昭和30年頃の同級生だったということ、そして当時クラスの何人かで遊びに行っていたということを伺って、この町家が何か不思議な人の縁で繋がり、そして歴史的魅力を併せ持った文化財であるということを実感しました。

◎「博多町家」ふるさと館の詳細はこちらから
「博多町家」ふるさと館 紹介ページ

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